腰部脊柱管狭窄症の治療法

このページでは、高齢者だと自然治癒は難しい腰部脊柱管狭窄症の治療法や手術法について紹介します。

保存療法から始まる腰部脊柱管狭窄症の治療法

腰部脊柱管狭窄症で病院を訪れた場合、よほど緊急を要する状況でなければ治療は保存療法からスタートします。薬物療法、理学療法、運動療法、神経ブロック療法の4つの保存療法があり、それぞれについて以下に説明していきます。

薬物療法

腰部脊柱管狭窄症の場合、主に4タイプの薬が処方されます。

  • 消炎鎮痛薬
    痛みを軽減させる効果があり、内服薬・外用薬・貼付薬などバリエーションがあります。
  • 筋弛緩薬
    痛みによって筋肉が収縮すると凝りの原因となるため、それを和らげる効果があります。
  • ビタミンB12
    足の痺れなど末梢神経に起きる障害をよくする薬です。
  • プロスタグランジンE1製剤
    脊柱管内にある血管の血流を改善することで痺れなどを改善します。

理学療法

代表的なものとしては以下の4つがあります。

  • 牽引療法
    電動牽引機を使って脊椎を牽引します。通院の場合は牽引と休止をリピートする間歇牽引、入院時は弱めの牽引を数時間続ける持続牽引をします。
  • 温熱療法
    マイクロ波などを使って患部を温める治療でホットパック療法とも呼ばれます。
  • 超音波療法
    超音波によって血行改善を目指す方法です。現在では、医療機器の進化によって、徐々に使用される機会が減ってきているようです。
  • 体操療法
    筋肉のマッサージやストレッチなどを行います。動きが鈍くなっている関節には「モビリゼーション」を行うことによって、本来の関節運動を取り戻すことができるようです。

運動療法

腹筋などの「アウターマッスル」と腸腰筋などの「インナーマッスル」を鍛えることで、腰周辺の骨をしっかり支えて痛みを軽減する治療法です。

その代表的なトレーニングとしては、「コア・ソマティクス」と呼ばれる身体心理療法があり、自身の身体や感覚・感情、ストレスといった心身の緊張を和らげることで、筋肉の緊張をほぐすといった効果があります。

神経ブロック療法

患部に局所麻酔を注射する治療法。硬膜外ブロック・神経根ブロック・仙骨ブロックに注射する場合があり、痛みの原因箇所を診断する意味合いもあります。

一般的認識としては注射したあとの数時間、一時的に痛みが和らぐだけだと思いがちですが、注射を期に痛みが出にくくなったケースもあるようです。

腰部脊柱管狭窄症の手術法とは

保存療法で推移を見た上で、場合によっては手術を選択することになります。狭くなってしまった脊柱管を拡げて神経や血管の圧迫をなくすためには周辺の骨を削ったり靱帯を切除することになります。椎骨の椎弓という部分を削る手術は開窓術、除去する手術は椎弓切除術といいます。

椎弓を切除するなどして腰椎が不安定になる場合、インプラントで腰椎を補強するのですが、これは脊椎固定術といいます。

なお、狭窄箇所が少ない場合は内視鏡手術によって切開部分を最小化することも可能で、これをMELといい、患者の身体的負担も比較的軽く済みます。

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