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脊椎分離症や腰椎変性すべり症に対する脊椎固定術以外の治療法

脊椎分離症や腰椎変性すべり症に対する脊椎固定術以外の治療法

スポーツをひんぱんに行なうような成長期に発生することが多い脊椎分離症や腰椎変性すべり症は、分離の度合いにより施す治療が異なります。初期段階の症状には、保存療法(リハビリ、内服、注射)が有効とされていますが、3ヶ月以上の保存療法で改善がみられない場合や、神経麻痺・歩行障害など強い症状がみられる場合は、手術を検討します。

このページでは、脊椎固定術が適用される病気の脊椎固定術以外の治療法である保存療法(リハビリ、内服、注射)や骨移植の治療の方法や改善率などについて紹介します。

硬性コルセットを利用した保存療法

硬性コルセットを装着しての治療

スポーツを禁止し、 通常の骨折治療ど同じように硬性コルセットを装着しての治療が主体になります。 約2~3ヶ月間、スポーツや体育の授業への参加などを一時的に禁止し、 硬性コルセットの装着を続けることで骨を固定し癒着させます。

このとき動ける範囲での日常生活を維持したほうが治療効果が高いとされています。初期段階で適切な治療を行なえば、90%に近い骨癒合が期待できるとされています。

筋のストレッチと強化

硬性コルセットを装着しての治療中は、スポーツは一時的に禁止となりますが、腰椎を安定させるために、 筋のストレッチと強化を行います。太ももの前後や腰の筋のストレッチを行いながら、腹筋とおしりの筋肉を強化していきます。

スポーツを禁止し硬性コルセットを装着しての筋のストレッチと強化を行うことで、約1ヶ月でほとんどの腰痛が改善されます。

内服・外用薬治療

痛みの度合いや種類により、内服・外用薬を用いることがあります。痛みにより緊張した筋肉をゆるめるために筋弛緩薬を、鎮痛のために非ステロイド系抗炎症薬を、湿布剤なども適宜用いる場合もあります。内服・外用薬は急性腰痛には有効とされています。

温熱療法

温熱により患部の循環が改善され痛みのもととなる代謝物の除去などを行います。筋痙攣をゆるめたり刺激を与えたりすることで改善がみられる場合があります。

神経ブロック療法

痛みのポイントとなる局所に麻酔薬や抗炎症薬を注射し、痛みを軽減させます。注射は、交感神経系の異常な興奮を抑え、痛みを誘発する物質が抑制される効果があると考えられています。

検査後にスポーツ再開

腰痛が改善してから、2~3ヶ月後にCTやMRIで骨折の治癒を確認し、改善されていればスポーツを再開できます。骨折部が分離したまま、偽関節の末期の腰痛が残る場合は、スポーツを禁止し硬性コルセットを装着しての筋のストレッチと強化を続け、痛みが取れ次第スポーツの再開が可能です。

人工骨移植手術による治療法

治療対象

3ヶ月以上に渡る硬性コルセットや内服・外用薬による治療を試みても改善が見られない場合に行う治療法です。20~80歳未満の年齢の方が対象になります。

手術法

手術は全身麻酔により行います。椎間板組織を取り除いた箇所に生体活性チタン多孔体インプラント(人工骨)を挿入しロッドで締結させながら、腰椎を固定します。

※生体活性チタン多孔体=純チタン製の多孔体で、手術の時の操作や安全性、強度などを高めるため緻密体で加工したもの

参考:京都大学:「腰椎手術に次世代型人工骨 - 腰痛、坐骨神経痛患者に朗報 -」2009年1月5日

リハビリと経過

手術後の翌日から徐々に歩行練習を開始していきます。手術後はおよそ2週間で退院が可能ですが、退院後はコルセットを装着して動ける範囲での日常生活を送ります。移植した骨がつながるまでの期間が必要となるため、手術後1年間は定期検診が必須となります。定期的な通院で、レントゲンでの骨の癒着を確認しながら経過をみていきます。

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