後縦靭帯骨化症の治療法

ここでは、後縦靭帯骨化症の症状の紹介や治療、手術方法について紹介しています。

後縦靭帯骨化症の症状とは

後縦靭帯骨化症は、首にある靱帯のなかで後縦靱帯と呼ばれる部分が骨に変化し、通常の何倍もの厚さになる病気です。

発症すると骨化した靭帯が神経を圧迫することにより、手の痺れなどの神経障害や、手が使いづらくなったり歩きづらくなったりといった運動障害を引き起こします。

おしっこのコントロールができなくなるといった症状が出ることもあり、症状が進んでしまうと歩けなくなることもある病気です。症状があるときには、医師の診断を受けるとよいでしょう。後縦靭帯骨化症はレントゲン検査とMRIで診断することが可能です。もし、レントゲン検査で骨化が確認されても全く症状がない場合もあります。

後縦靭帯骨化症は男性に多く、遺伝や加齢によって発症すると考えられていますが、はっきりとした原因は分かっていません。近年では糖尿病と関わりがあることが分かっており、遺伝的な側面もあることから親族に後縦靭帯骨化症や糖尿病の人がいる方は要注意です。

後縦靭帯骨化症の治療は症状の進行度合いによって保存療法と手術療法のどちらを行うのかを医師が診断します。

後縦靭帯骨化症の保存療法は?

後縦靭帯骨化症の症状が出ている場合には、痛みの軽減や筋力の回復を目的として保存治療が行われます。保存療法は手術以外の治療法の総称のことです。医師の診断を受けたうえで治療を行うことをおすすめします。

保存的療法

痺れや痛みの症状がある場合に、頸椎カラーでの固定を行います。後縦靭帯骨化症は首を後ろにそらす動きや転倒・転落により悪化する可能性が高い病気。症状が悪化することを防ぐために頸椎カラーで固定し、痺れや痛みなどの症状を軽減します。

運動療法

手足や体全体を動かしたり関節を動かしたりしながら、筋力の回復や維持、関節の動きの改善などを行います。場合によっては治療を受ける前よりも悪化することがあるので、必ず医療機関で行うことや専門的知識を持った人のもとで行うことをおすすめします。

薬物療法

痺れや痛みといった症状が出ている場合には、鎮痛薬で症状を和らげます。阻害された神経の修復を促進させるために、神経再生薬を服用することもあります。

民間療法・代替療法

はりや灸、あんま、整体などの治療方法です。症状が改善する場合もありますが、科学的根拠がまだありません。民間療法を受ける場合には必ず医師に相談しましょう。

後縦靭帯骨化症の手術法とは

後縦靭帯骨化症は症状が重い場合や進行が早い場合には、手術療法が用いられます。どの手術を選択するのかは骨化の形や大きさなどによって異なるようです。

椎弓形成術

首の後ろ側を切開し、脊髄が収まっている脊柱管を形作っている椎弓を開いて広げ、症状の原因となっている脊髄神経の圧迫を取り除く手術方法。頸椎が変形している場合や大きな骨化症がある場合には、別の術式になることもあるようです。

頸椎前方固定術

前方固定術は首の前側から切開し、骨化している後縦靭帯を切除して患者自身の骨や人工骨を移植する手術です。首が前に曲がっている場合や靭帯の骨化が大きい場合には、頸椎前方固定術が行われます。難しい手術のため、医師やクリニックを選びは慎重に行いましょう。

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